日本では、もともとノックの習慣はありません。したがって、日本には基準が存在していないのです。なぜなら、日本では「ふすま」や「しょうじ」を使っていたからです。部屋に入るときは、「失礼いたします。」などと声をかけてから入室していたのです。旅館の和室を思い出してみてください。
でも、これでは他の部屋へ入るとき困りますよね！
実は、国際基準として「プロトコールマナー」があるのです。
正式な場でのノックの回数は、「４回」なんです。外国のお家は大きいから聞こえにくいのでしょうね。そういえば外国の扉にノックをするための金具がついているのを外国の映画などで見たことがあります。
海外で働くときや海外旅行に行くときは留意しましょうね。由来は、ベートーベンの「運命」の「ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン」だそうです。運命の扉を開くということだそうです。
これにも例外があるそうです。
①親しい相手に対するノックの回数は、「３回」でいいそうです。相手が、家族・友人・恋人などのときです。
②トイレでするノックの回数は、「２回」でいいそうです。扉をはさんで狭い空間にいるので、２回で充分なんです。
③進学試験や就職試験のときのノックの回数は、「３回」でいいそうです。部屋の中にいる面接官は、入室してくることが分かっていますので、３回で大丈夫なんです。
いかがでしたか！？諸説あるかもしれないので留意してくださいね。